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株枯れ病について

いちじく株枯れ病(かぶがれびょう)

症状 ❶

結果枝(その年に実がつく枝)の伸長不良

伸長不良の症状がみられるいちじく苗木

症状 ❷

高温乾燥に葉が萎凋

高温乾燥に葉が萎凋したいちじく苗木

症状 ❸

黄化・落葉し枯死

黄化・落葉し枯死したいちじく苗木
その他、下記のような症状が見られる場合もあります。

幹の地際部分に黒褐色病斑がみられる

地際部を切断すると、表層から内部に向かって褐色に腐敗している

株枯病は土壌伝染します!

罹病苗

全国的に広がる原因は罹病苗(病気にかかっている苗)の持ちこみによるものと考えられています。

予防

一般に菌の発生は過湿から起こります。水をやりすぎず、気候条件に常に気を配りましょう。
土を定期的に入れ替えましょう。土中に菌が発生していても感染を防げます。

対策
農薬の使用による防除

トップジンM水和剤、トリフミン水和剤、ルミライト水和剤のかん注処理を行う。

農薬以外の防除

新植、改植時に罹病苗を持ち込まないようにする。(発病した圃場に改植する場合、そのまま植えつけては同じことの繰り返しです。土壌消毒を行い、土壌中のイチジク株枯病菌密度を下げる必要があります)

しかし、土壌消毒や、太陽熱で菌密度を減少させることはできても、太陽熱のみで土壌中の病原菌を完全に死滅させることは困難です。
本病が発生した圃場では改植しても再発するので、抵抗性のある台木を利用します。

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